MOMENT

SUQQUの新店舗フォーマットでもっとも大切にしたのは「縦」「日本的な情緒」「大人らしさ」です。ブランドコンセプトに「すっくとまっすぐに立つ立ち姿」とあり、ブランドロゴも縦組みが基調となって日本的な佇まいを想起させるところから、空間全体に垂直に広がる光で視覚的に「縦」を意識させ、それに直交する水平線に商品を端正に配列し、際立たせています。従来の化粧品店舗の多くは百貨店の柱を囲むように並び、通路に面して商品を展開していますが、この店舗は、店内に滞留するスペースがあったため、ゆっくり商品を吟味いただけるような入店型のレイアウトを取り入れました。そのゆったりとしたスペースを活用し、全てのリップが展開できる長いリップBARを設けました。SUQQUのリップは"綿苺"や"⻩熟果"など、風情ある日本語の名称が与えられています。それも「縦」「日本的な情緒」を感じさせるユニークな個性と捉え、BARテーブルに商品名の漢字をあしらい、ブランドの持ち味を高めました。商品に触れやすく試しやすい。そして、SUQQU本来の凛とした高級さを保ちながらも、親しみやすさを醸す店舗です。

SUQQU makeup

2020
クライアント : 株式会社エキップ
写真 : 荒木文雄